センスについて、考えてみる。【No.046】
2013年08月21日
ビジネスモデルと企業の成長にあわせたシステム開発・導入・運用を支援いたします
システムコンサルタントの長谷川渉です。
IT化、システム(仕組み)化に関わらず、ケチと節約の概念は、その人の心理状態、考え方を読み取ることができる、大きなサインの1つです。
これはプライベートだけではなく、ビジネス上の多くの場面でも遭遇する、概念です。
私の専門分野で例を挙げてみると、
ケチ:この仕組みを導入したいけど、どうやったら安くしてもらえるかな?
節約:この仕組みを導入したいけど、どうやったら安くしていけるかな?
ということがあります。
この例での心理状態、考え方の大きな違いは、コストダウンのために必要なアイデアを出すか出さないか、という点が挙げられます。
アイデアを自力で出していくことは、とても大切です。
いま、限られた投資資金の中で、いかに効率的に運用していくかの判断が求められているからです。
この判断には、企業の目指す戦略が、大きなポイントになります。
何かに投資する上で、節約思考で考えることは無駄を省くことにもつながりますが、ケチ思考では、単純な搾取になってしまうことがあり得るため、今後のビジネス上の関係も含め、慎重に考える必要があります。
この節約とケチの違いを、ビジネス上で考えていく重要性は、景気に関係なく、大事なことです。
どうしたら、節約しながら高いパフォーマンスを得ることができるか、これを考え、実行できる企業が、どのような時代でも成功し、成長していく企業になると思います。