ダメな忙しさを見抜けるか。【No.034】
システムコンサルタントの長谷川渉です。
「いやー、毎日、忙しくて忙しくて・・・でもこのご時世、ありがたいことです。」
おそらく、サラリーマンの方が、電車内で大きな声で電話をしていたので、周り中に聞こえていた言葉です。
自然とその人に目がいってしまったのですが、クールビズだとしても、ワイシャツもズボンも、ちょっとしわくちゃで、だらしない感じが伝わってくる服装で、顔色もよくなく、疲れ切った表情をしていました。
本当に、毎日忙しそうだなーと、思わせる雰囲気が、漂っています。
でも、本人はそんな状況を「ありがたい」と言っています。まぁ、常套句かもしれませんが。。。
しかしです。
その忙しさは、充実した忙しさなのでしょうか?
それとも、非効率極まりないためによる、忙しさなのでしょうか?
表情を見る限り、私には、充実した忙しさには、どうしても見えませんでした。
いろいろ無理をして忙しく、楽しそうでもない、そんな風に見えました。
ワーカーホリックという言葉が耳慣れて、大分たっていますが、周りにいますか?ワーカーホリックな人。
私はそのサラリーマンの人を見ながら、やっぱりワーカーホリックにも2種類あるなーと、しみじみ思っていました。
・楽しみながら仕事に没頭している、ワーカーホリック
・辛いけど、やらなきゃいけないから働いている、ワーカーホリック
正直、どっちもどっちだというのが私の持論ではあるのですが(笑)、忙しさというポイントだけを見た時、それがダメな忙しさかどうかを見抜けるかが、企業成長へのポイントの1つであることは、間違いないです。
「あの部署(あの人)は、仕事・残業が多い」という事実から、真実を見抜かなければ、いけません。
そこに、企業成長、社員成長につながるシステム(仕組み)化への道が、あります。