プラスαの提案が含まれているか?【No.028】
システムコンサルタントの長谷川です。
IT化、システム(仕組み)化に向けてお話しをしていると、明確なビジョンが見えている人は、どんどんイメージが膨らんでいきます。
あれもしたい、これもしたい、こんなことがしたい、こうなればすごい、などなど、本当に次から次へと、ビジネス戦略に合わせてお話しが進みます。
ですが、それを1つ1つを実現させていくには、相当な投資が必要になってきます。
つまり実際には、なかなかすべてに対応するのは、難しい面もあります。
そこで、私のコンサルタントとしての戦略の1つに、
プラスαの提案を含める
というものがあります。
さすがに、すべての要望に対して、一度に応えていくのは、難しい。
けど、実現させたい。
そんな時は、まず、優先的にやるべきことを提案する(これは、当たり前のことですね)、これに加えて、次のビジョン実現への、効果的・魅力的なご提案をするのです。
例えば、今回はA案を実施しますが、B案に向けて、C案を加えておくと、全体でこれだけのコストダウンにつながります、といったことです。
これは、企業成長に合わせて、ITとシステム(仕組み)も成長させるという、成功三ヶ条にも挙げている理念に基づいた、戦略です。
目先の案件に専念することも大事なことです。
しかし、その先を見据えた、プラスαの提案ができるかどうか、ここに、プロフェッショナルとしての信頼性を得るポイントがあると、私は確信しています。
決して簡単なことではありませんが、協力体制をきちんと整えていけば、コミュニケーションの中からアイデアは生まれてきます。必ず。